イマココ

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「今」からほんの数年前の時点において、今日現在の情勢を想定することは少なくとも私にはできませんでした。

 

新型コロナ禍による物質的及び精神的分離、加えて紛争や災害による不安や恐れは我々の愛や希望を減退させ、我々の本来持ち得ている自己肯定的な意識と行動は、前時代的な同調圧力やしがらみ等により新型コロナ禍以前からも相変わらず、あるいは更に抑制されております。

 

 で、あるからといって、安直的に悲観するべきではなく、冒頭の状況を逆手にとれば、例えば「今」から数年経過すれば何が起こってその結果、何が体勢のどの部分に如何なる価値観の変動をもたらすかは、その「今」に生きる者にしか判断推理できません。

 

このことは、とある者のとある悩みが、1年後には消失していることとが往々にして多いことと親和性が高く、逆に申し上げれば、ある者の「今」の悩みは「今」以外においては悩み足り得ないことと同義であります。

 

心配や不安、恐怖などのネガティブエネルギーに起因する心は、ポジティブな意識や思考よりも強いので、その心の闇は心の光を容易く飲み込んでしまいますが、その結果「今」の閉塞し、窮屈で鬱屈した屈託の多い社会が完成してしまいました。

 

その原因は、「失敗を許さない」「成果主義」「物質至上主義」「競争、比較主義」
「相互監視社会」が正義であり真実であるという風潮、教育及び報道等の前時代的な同調圧力が原因です。

 

今後は、真実の愛や本当の幸福の探求を主眼として生きることが肝要だと私は思います。

 

次に記述することは諸説あり、あくまでも個人的見解に過ぎませんが、昭和では、目に見えるものや分かりやすい成功、物の有り難さを学び、平成では矛盾、不合理及びストレスに代表される不可視のものを発見し、そして、令和では心や愛、命、幸福の本質を学ぶことになります。

 

これを、心の病において換言すれば、昭和ではうつ病といった病名に市民権は
なく、うつ病になったといえば「心が弱い」「怠け者」「男のくせに女々しい」といった塩梅で、無知や偏見が甚大な場合は、心の病になったというと、不治の病と誤解し、あたかも人間を廃業したかのような認識を持つ人もいる有様でした。

 

しかし、うつ病はストレスなどによって脳の神経伝達物質であるノルアドレナ
リンやセロトニンが異常分泌により不足した結果、罪悪感や自己否定で煩悶したり無気力に陥る病気であって、例えば、寝冷えを起因とする風邪をひいたこととそれほど程度の差はありません。

 

うつ病が誰しも罹患しうる病気であることは「うつ病は心の風邪である。」
という格言にも表れており、今後は愛や心、ストレスを始めとする肉眼や光学において不可視な領域への意識が大事であり、それを抜きにして生きていても、また残酷な選択をする方を見送らざるを得ません。

 

私の友人や知人が、医療機関において病名を診断されずとも毎日眠れない夜を
過ごしたり、職場の人間関係に悩んで私が少し励ましただけでその職場で涙をためたり、1日1食パンをかじるだけで精一杯、あとは寝たきりであるという状態の方々が、この瞬間に思い出すことができるだけで何人かいらっしゃいます。

 

加えて、私の直接の知人ではありませんが、私の友人のご家族や、私とお互いに氏名・お顔を認識し合っている数人の方が自死の選択をされたことを鑑みれば、誰にも相談できずに苦しんでいる方も含めた場合、潜在的に救いを求めている方はどれだけいらっしゃるでしょうか。

 

ご自分が産まれたときから既に最高の存在で100点満点の愛しい存在であることや、生き辛さを感じている方や、何かしらのマイノリティの方、神経発達症(旧呼称名は発達障害)の方、生きること自体をを迷うような方こそ、ピュアで才能があり、かつ、繊細で、そのような方こそが、誰かを助けることができる地球に必要な魅力的な愛に溢れた人であること、折角、人を癒したり助けたりする能力を持って生まれてきたのに、それに気付かずにいるのは甚だ勿体ないうえ、地球にとって損失というべきであることを思い出すことができれば、何かに悩んで暗いモヤモヤした気持ちがその瞬間には少し軽くなります。

 

葛藤や不安で苦しんでいらっしゃる方に対しては、肉体面と精神面の両局面において、厄介ごとを忌避する怠惰な性分でも、できないことがたくさんあり、諸問題もたくさんあって心は頻繁に折れ、自己否定が過多のために発症する強大な罪悪感に圧迫されることから、地球で生きることに不向きであると平常から感じていても、実はそれは幻想で、思い込みであることに気づき、ありのままに死ぬまで生きてほしいと願います。

 

この世を生き抜くことは辛い事ばかりなのは重々承知しておりますが、自殺以外の原因で最後に寿命を迎えるその瞬間までに自分のことを好きだと思えるようになればそれだけで良しとして頂きたいと願います。

 

そして、私は、ありのままの自分で生きることを自分に許可できるようになることを目的に生きていくと決定(けつじょう)しています。

 

 

 

 

 司法書士・行政書士 坂ア(坂崎)徳夫 総合法務事務所(有限会社 丸江商事 併設)
 代表 坂ア(坂崎) 徳夫(さかざきのりお)
(司法書士登録番号 第470788号/行政書士登録番号 第19430156号/宅地建物取引士登録番号 第010045号)
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