公務員(市役所)時代のお話

公務員(市役所)時代のお話

※以下にお話しすることは、私がお慕いする市役所の師匠、同志とも申し上げることができる、日頃かわいがっていただいている諸先輩方には該当いたしませんし、より良い職場環境を構築するために、あえて申し上げております。そして、あくまでも個人の感想ないしは見解に過ぎず、ある特定の人物を誹謗中傷する意図は全くありませんので、悪しからずご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

私は公務員時代、心無い方に、陰でこそこそ興味本位の噂話をされ、酒の肴になっていました

 

例えば、「坂ア(坂崎)と〇〇は不倫関係で、家には出張と言って一緒に有休を取っている」だとか「坂ア(坂崎)は××さんに社内メールでナンパしている」「女好きで浮気ばかりしている。合コンばかりしている」「女としか喋らない」「先輩に挨拶をしない。横着だ」などなど全くの事実無根の根も葉もないことをあたかも既成事実かのように面白おかしく、しかも、私には直接言ってこず、居酒屋や飲み屋等で隠れておっしゃっておられました。そして、こういった噂話をすべて真に受ける女性とお付き合いしようものなら、その弁解に大変苦労いたしました。(このような方がワイドショーやゴシップ誌の商業主義に基づく虚言を鵜呑みにするのでしょう。)

 

内心は結構傷ついていましたが、それよりも当人不在の宴会や職場において興味本位で他人のプライベートを面白おかしく噂話なさっている行為を大変あさましく、見苦しく下劣に感じ、私は尚一層、そういった心が貧しい「精神的ブス」な方達との距離を置いたうえで心を閉ざしました。
私のことだけでなくても、「誰誰と誰誰が三角関係らしいよ。いや四角関係だな」「あいつがこないだうち(戸籍係)に離婚届だしたぞ。どうせ女遊びがばれたんやろ(笑)」などなど、中には地方公務員法に規定されている守秘義務違反に該当する行為もあります。

 

市役所職員が結婚や離婚、引っ越し等をすれば法令により戸籍の届出をすることはもとより、内規によって、人事係にも同様の届け出をしなければならず、それはつまり、戸籍係と人事係から職員の個人情報がダダ洩になっているということに他ならず、実際のところ、一職員からそのような、ある種、外聞に関わるような、他人の興味をそそり反対勢力ないしは個人的に対立関係にある職員の格好の話題のエサとなるような類の届け出を両係に提出しようものなら、遅くともその週には約5〜600人在籍している全職員の少なくとも半数には知れ渡っているというような有様でした。

 

以上のように、人道的に問題があることはもとより、違法行為を漫然と行っている自覚さえないのです。
私は彼らを反面教師とし、自分の目や耳などの五感で入手した情報のみ取り入れたうえで、その場にいない第三者の話はしないし聞かないことにしています。

 

人の不幸は蜜の味という格言がありますが、だいたいの人間は噂話をする話し手にとって都合のよい解釈に基づいて話しますし、他人の失敗やスキャンダルばかりに興味を持ちます。週刊誌やゴシップ紙が誰かを賞賛する記事ばかり書いたら売り上げは確実に減るに違いありません。

 

市役所職員が集う宴会に出席すれば、その場にいない第三者の固有名詞が次から次へと出て参りまして、その内容はと申し上げれば、妬み嫉み僻みやっかみ恨み辛でありまして、これは人生で言うスパイスでありますから、ある程度の分量ですと提出された料理という人生も美味しゅうございますが、役所の方達はスパイスだけをお召し上がりになっておりまして、とどのつまり、公務員の方たちは本当にストレスが溜まっていらっしゃることがよくわかります。

 

相互監視じみたストレスフルな職場環境に身を置かざるを得ないことは、公務員のうつ病を始めとする精神疾患の増加への影響が少なからずあると思われます。

 

そして、機関内部のことを外部の方に相談することは躊躇され、ましてや内部の方同士でも、様々なしがらみに配慮しながらでしか内実を吐露することは難しいことがうかがえます。

 

私自身が、市役所在籍当時、傷ついたり、悩んだり、ふさぎ込んだり、憤怒したりしていましたし、他のそういった繊細な方も大勢みており、自分でよければ相談にのりたいと常々思っていたのですが、いかんせん、当時はただの青二才で三下だったので、人間的に信用されることは皆無であったため、そのことが結局、現在、メンタルケア心理士としての生業を選択したということの遠因となっています。

 

彼らが様々な矛盾やしがらみを抱えながら、精神的に摩耗することを犠牲にして職務にあたられていることを想像すると心が痛みます。
私でよければいつでも心理カウンセラーとしてお話をきく準備ができておりますので、心身ともに健全に生きるお力になれたらと希望してやみません。

 

以上は、私がこの目で見、体験してきた客観的事実ですが、あくまで私が市役所に在籍している期間のみ経験したことに過ぎませんので、私の物事のとらえ方が歪んでおり、全く参考にならない可能性が無いとは言い切ることはできませんので、情報の一つとして、ご参考程度に捉えていただき、公務員の実態を想像され、本当に公務員になりたいのか、なってどうするのか、お考えいただく端緒となればこれほど嬉しいことはありません。

 

 

 

 司法書士・行政書士 坂ア(坂崎)徳夫 総合法務事務所(有限会社 丸江商事 併設)
 代表 坂ア(坂崎) 徳夫(さかざきのりお)
(司法書士登録番号 第470788号/行政書士登録番号 第19430156号/宅地建物取引士登録番号 第010045号)
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