地方公務員採用試験

市役所、地方公務員採用試験について

公務員採用試験については私が受験した2005年度採用試験が実施されたの当時の「記憶」でお話いたしますので、現在のシステムと異なる点がある可能性があることにご留意ください。

 

まず、県庁所在地以外の地方の公務員採用試験は採用人数が極端に少なく、私が受験したときは大卒の行政職区分の採用予定は3人のみでしたし、高卒区分は1人でした。
そして、一次試験(筆記)を突破しても二次以降の集団討論試験や個人面接試験が非常に厄介であり、それぞれの自治体によって基準がまちまちで明確な採点基準があるわけではないので対策が困難と言わざるを得ません。

 

しかし、突破口はあります。
客観的な数値としてデータが残る一次の筆記試験で高得点、仮に1位の成績を取ることができれば光明が差します。
筆記試験はマークシートによる択一試験ですから、成績はすべてコンピュータ採点処理され、受験者の順番が作成されますので、自治体に対しても受験者の優劣がはっきりと表示されます。
反対に、面接や討論試験は人間が採点しますので、何が正解か不明ですが、最低限の人間としてのマナーは守る必要があります。
例えば、他の受験者が話しているときに最後まで聞き終わってから反論する。
自分の意見をはっきりと明瞭に短く伝える。
敬語を謙譲語や尊敬語をきちんと分けて使用する。
ドアをノックして「失礼します」→椅子にお座りください→失礼します→帰るときも「ありがとうございました」など、人間として気持ち良い関係を築くための会話、接遇のマナーを守ってください。

 

よって、私のオススメは「一次試験で1位を目指し、面接では目立たない」ことです。
面接試験は予備校の模擬面接でも申し込みなさって、あとは当日、社会人として分別のある言動をおとりになっていれば及第点でしょう。
小論文問題については日頃から問題意識を持って、「この問題を解決するにはどうしたらよいか」を思案されていれば練習になりますし、就職試験用の一般常識本をお読みになっても良いかと思います。

 

公務員試験は科目数がべらぼうに多いですので、広く浅く学習する必要があります。

 

@法律系科目
→大卒区分では「専門科目」として民法などの法律科目がウエイトを占めますので、法学部卒の方は大きなアドバンテージになります。詳細は司法書士試験対策のページに譲ります。司法書士試験の科目ごと勉強法とオススメ参考書 が、労働法および国際関係論は含まれておりませんのでご注意なさってください。行政学については行政書士のページをご参照ください。宅地建物取引士、行政書士試験の合格法

 

A経済系科目
→これも大卒区分だけにある試験科目で、法律系科目の次に多く出題されるのが経済学部卒の受験者に有利な経済学科目ですが、私はマクロとかミクロなどという理数系科目に全く興味がなくやる気もなかったので、過去問スーパーゼミだけでお茶を濁しました。この書籍はインプットとアウトプットを広く浅くすることが可能ですので、時間がない方やめんどくさがりな方に最適です。ただし、絶対的な量は足りていないので、他の専門書で補完する必要がありますが、私はやりたくないのでやりませんでした。

 

B数的処理、判断推理
→@とAは大卒の行政事務職に限って出題されますが、これは高卒区分も出題されます。が、これも私はやりませんでした。なぜなら、対策のしようがなく、かつ、差がつかないと思われたからです。解かれてみたらお分かりになると思いますが、きっとみなさん「これ、解けて何の意味があるの?」とお思いになるはずで、公務員として必要な知識、技術だとは私には思えません。なぞなぞやロジック系のパズルが得意な方はこの科目の勉強は面白いでしょう。私は大嫌いでしたので、過去問スーパーゼミですらやってません。

 

C文章理解
→これも全員出題され、簡単に申し上げれば現代国語と英語、ときどき古文です。現国ははっきり申し上げてセンスですので対策は本を読むことくらいで、後は英単語を覚えて英語の長文を日頃から読んでおくことくらいでしょうか。英語に関してはTOIEC(←うろ覚え)何点以上は何点加算、のような優遇措置があることがあります。これも私は過去問スーパーゼミですらやってませんが、国語に関しては自信があったことも理由としてございます。

 

D人文、自然、社会科学
→全員出題です。センター試験の全科目が文理問わず出るような恰好で、対策としてはセンター試験用の政治経済の参考書や就職試験用の時事問題の問題集を読むのが良く、反対に、文系出身の方が化学や物理等に手を出すことはコスパ的に最悪ですので、それをやるくらいなら@とA、特に民法と行政法に注力してください。Dについても私は過去問スーパーゼミですらやってません。

 

 

結論としては、「法律系科目は参考書と問題集を読み、それ以外は過去問スーパーゼミ」で間に合わせます。
法律系科目は例えば憲法の参考書と問題集、民法の参考書と問題集といった塩梅で一つの法律科目ずつの専門書を購入なさってください。大変奥深い分野ですので、体系的に勉強しないと理解が難しいことがその理由です。

 

次回は日程や、合格後のお話をいたします。

 

 

 

 

 司法書士・行政書士 坂ア徳夫 総合法務事務所(有限会社 丸江商事 併設)
 代表 坂ア 徳夫
(司法書士登録番号 第470788号/行政書士登録番号 第19430156号/宅地建物取引士登録番号 第010045号)
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