司法書士試験の科目ごと勉強法とオススメ参考書

科目ごと勉強法とオススメ参考書

司法書士試験の科目ごとの勉強法を書きますので参考になさってください。
あくまでも「私の場合」においての話ですので、その結果につき保証はできかねますのでよろしくお願いいたします。

 

@憲法
行政書士試験もそうですが、司法書士試験の憲法は司法試験と比較すると「お遊び」ですので、私は条文を一通り素読して、ざっくりとした学説を斜め読みした後は、統治分野の暗記のみを忘れたころにやるのみでした。
なぜなら、基本的には憲法は日本語の問題であることが多く、学説を完全に覚えていなければならない問題は他の受験者も解けないので差がつかない、と判断していたからです。
また、個人的に学説の争いには興味がわかず、学習意欲が失せていましたので、「やりたくないことはやらない」精神で臨んでいました。
推論問題や学説の争いにご興味があられる方は、学習なさってもよろしいかと思いますがコスパは低いのでお勧めは致しません。

 

A民法
司法書士試験の民法は司法試験の短答式試験より難易度が高く、不動産登記法や会社法の基礎となりますので、最優先で学習してください。かなり細部まで突っ込んだ出題がされますので「やり過ぎ」ということはなく、特に財産法を中心に、感覚を開けずに年間を通して、勉強なさってください。私は民法が大好物で法学部生の時分に、将来は民法に携わる仕事に就きたいと所望して法律系の資格取得を目指しましたが、好きなことは物覚えが早いですのでこの点は大きなアドバンテージでした。
ちなみに法律家への憧れが強すぎて、市役所内定を決めた大学4年生の冬3か月間、東京の弁護士先生の事務所で修業させていただいたことがあります。
民法に限らず、使用したインプットテキストはオートマチックシリーズと過去問アウトプット対策に合格ゾーンで、いわゆる王道のものを使用していましたが、やはり、いろんな書物に手を出さず、同じ書籍を反復して読み込むことが重要です。
法学部生の時分は条文や判例をよく読みました。民法に限って申し上げれば条文だけは毎回きちんと読んだ方がよいでしょう。

 

B会社法
民法と反対に会社法は、その複雑さから条文をあまり読みませんでした。会社法の条文は読んでも意味不明ですし、準用規定が多いので私はここでも「やりたくないことはやらない」を貫きました。(会社法って何であんなに読みずらくしてあるのでしょう。)時間をかけて奇々怪々な条文を読むより、その解釈がテキストに書いてあるのですから、時間の節約になります。私の場合は会社法に関しては条文の読み込みは後回しにして、他に合格のための手段が万策尽きた後に会社法の条文の読み込みをしようと決めていたので、条文の読み込みをする前に合格して本当によかったです。

 

C刑法
司法書士試験の刑法は簡単に申し上げれば「おもしろ刑法」のレベルですので、司法試験のような突っ込んだ学習は必要ありません。条文が簡単ですので一応読みました。ときどき見解問題が出ますが、やりたくないので無視しました。というか、面倒くさいので個人的には見解問題は科目を問わずオール無視でした。

 

D民事訴訟法、供託法、司法書士法
午後科目は記述問題に時間をなるべく残して落ち着いて説きたいため、なるべく早く解いていきたいところですが、司法書士試験の民訴は軽く見ると痛い目にあいますので条文をちゃんと読んだ上で主要科目と同じレベルで時間をかけましたし、司法試験用の問題集も使用して学習しました。供託法と書士法はほとんど条文は読んでいません。過去問対策のみで十分です。

 

E不動産登記法、商業登記法
民法と会社法と同じ分量で勉強時間を取る必要がありますが、私は先例も条文もあまり読んでいません。テキストと問題集の反復のみをやり続けました。本番用の話ですが、とにかく時間がないので、時間がかかる登記情報の読取を伴う問題はとりあえず飛ばして、記述問題を解き終わった後に、落ち着いて登記問題に臨みました。
ちなみに本試験の私の隣の方、ビンボーゆすを朝から夕方の試験終了まで、ずーーーーーーっとさていました。これが視界に入るのでかなり集中力が削がれましたが、あまりの緊張に周囲に迷惑をかけようとも気が付かないほど追い込まれているんだなあと、イライラするのを止め、私は頭を手で覆うようにしてそのビンボーゆすりマンが視界に入らないようにしました。その方を敵視し、軽蔑しては、私もその方と同レベルに成り下がり、それは本意ではありません。ですから、なるべく、心の隅っこにある仏の心を引っ張り出し愛情を持って心を落ち着かせました。その精神世界での切り替えを本試験中(午前)に行い、きっとその切り替えをする前に解いた問題は間違えているだろうと確信があったので優先して見直したところ、やはり間違えておりました。
とどのつまり、隣にどんなモンスターないしはクリーチャーがいようとも動じない精神を持ち、正確に早く問題を解かなければなりません。
そのためには日頃の精神修行と、インプットとアウトプットの反復しかないでしょう。

 

F記述問題
過去問対策とオートマチック。これに尽きます。皆さんやたらと細かい書式を書こうとなさいますが、本試験に出題される書式は基本的なものの応用ですので、勘が鈍らないように週一くらいの頻度で問題を解き(しかも全部は書きません)、直前期は書式を眺めるくらいで私の場合は事足りました。なぜかというと、「書くのがめんどい」からで、「頭の中で書けたらよいのでは?」とやりたくないことはやりたくなかったからです。
しかし、最初はきちんと書いてください。一週目だけは私もちゃんと書きました

 

 

おおよそのところはこのような具合ですが、合格点に達する実力をお持ちでも、その年度の問題との相性によって苦渋を飲むことも普通にあり得ることで、願わくば、夢を持って生きることの幸せを噛みしめながら、受験生活を楽しんでいただければ幸いです。

 

 

 

 司法書士・行政書士 坂ア徳夫 総合法務事務所(有限会社 丸江商事 併設)
 代表 坂ア 徳夫
(司法書士登録番号 第470788号/行政書士登録番号 第19430156号/宅地建物取引士登録番号 第010045号)
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